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2010/03/02

[Bass] PLEKとMayonesを試してきた
先ほどのエントリーでQ-tunerのピックアップを購入した事を書きましたが、そのピックアップを装着してもらうべく、今日のお昼に楽器屋さんに行ったのですが、いつもお世話になっている楽器屋さんのスタッフの方もそのピックアップを見るのは初めてだったらしく、「何ですかこれ!?これは初めて見ましたねー(笑)。」なんて興味津々に眺めてらっしゃいました。

そのやりとりを含め、ちょっとベース談話をしていたんですが、その際に店員さんから「あ、そう言えば『PLEK(プレック)』ってご存知ですか?」という一言がでてきました。実は私も以前からPLEKというものの存在は気になっていました。

PLEK

PLEKとは簡単に言うと、それぞれのギターやベースのポテンシャルを最大限に発揮させる技術のことで、専用の機械が楽器の状態を綿密に測定し、その楽器に最適の状態を作り出すという画期的な技術のことなんです。詳しくは現在日本でPLEKの取り扱いを差れてらっしゃるSleek EliteさんのPLEK説明ページをご覧下さい。このPLEK、各大手メーカーもすでに導入されているみたいです。実際にPLEKとはどういうものかというのを動画で公開されてらっしゃいます。動画は以下からどうぞ。



そして今日、そのPLEK処理を施されたベースを試しに弾かせてもらってきました。

Mayones

Mayones(メイワンズ)というポーランドのメーカーが製造しているComodousというシリーズの5弦タイプでした。実際に弾いてみたところ、弦高はかなり低めにセッティングされているにも関わらずバズ(ビビリ)が少なく、ピッキングの強さによる音のニュアンスがとても整っており、非常に演奏しやすい状態になっていました。一見、Ken Smith(ケン・スミス)のようなルックスで演奏性もそれに近いものを感じましたが、Aguilarのプリアンプが入っているせいか、出音は結構元気のある音でした。いわゆるハイエンドクラスの演奏性と音質を保ちながら価格が一般のハイエンドクラスの半値ほどという、コストパフォーマンスにも優れた素晴らしいメーカーだと思います。興味のある方は一度試奏してみてはいかがでしょうか。

なお先述のPLEKですが、すでに手元にあるギターやベースに対してもPLEK処理が可能なので、私自身も一度Sleek Eliteさんにお願いしてみようかなと思っております。ちなみに、Sleek Eliteの代表である広瀬さんは、このPLEK処理を行うための大きなマシンを導入するために、わざわざ引越しをされたようです(笑)。

昨日、6弦ベースにも新しいプリアンプを換装してもらうために本体を入院させました。その際にせっかく楽器屋に来たからということで、気になるベースを2本ばかり試奏させてもらうことにしました。

F-Bass 'BN-5'

まずはカナダのメーカー「F-Bass」の「BN」シリーズ5弦です。まず目を引くのがこの美しいブルーの塗装。木目を活かしたこのカラーは美しいです。そして実際に弾いてみた所、いわゆるフェンダー系の王道サウンドにローのたくましさを加え、好きな時に暴れされることができるような元気な音という印象でした。

フェンダーのベースはネックのスケールが34インチなのですが、F-Bassは5弦や6弦になると34.5インチで若干長くなっています。従来より長めのスケールを採用することで低音源の音の輪郭を明瞭化し、なおかつ従来の演奏性は犠牲にしない、バランスのとれたスケールだと思います。

あと、ピックアップカバーはフィンガーランプとして非常に有効的に使えるように表面がゆるやからに湾曲していて、そういった心配りもポイントが高かかったです。フェンダー系の音が好きな人はすんなり入ることができる音質だと思います。

Mayones 'Patriot Classic'

そして次は「Mayones」の「Patriot Classic」5弦です。Mayonesは過去にも試奏をしたことがあるんですが、この「Patriot」は以前から気になっていたモデルだったんですよね。こちらも見た目が非常に美しく、近代的な風合いを感じさせるトップのグラファイトカラーは一見の価値があります。

サウンドの方はEMGらしくハイからローまでレンジが広く、強くピッキングすれば図太くゴリゴリしたハードなサウンドになりますが、プリアンプの設定次第では柔らかいトーンも表現できちゃう、まさにボディ表面のようなハードな顔とボディ裏面のようにナチュラルな顔をあわせ持つ優れものでした。

あともう一つ特筆すべき点は、ネックの最終フレットにある、いわゆる「つば出し」部分なんですが、一般的なつば出し部分とは異なり少し歪な形をしています。ここがかなり重要なポイントで、スラップでよく使う親指での演奏「サムピング」をする際、親指が深く入り込まないようになっているようで、通常のサムダウンは勿論、サムアップとの連続奏法が非常にやりやすくなっていました。これは以前は全く気づかなかった点でした。こういう所にも演奏者の事を考えて作られているなぁと大変感動しました。

双方とも素晴らしいベースですので、興味がある方は是非試奏される事をおすすめします。

<サイト内リンク>
[Bass] PLEKとMayonesを試してきた
[Bass] 「F-Bass」と「Mayones」を試奏してきた
[Bass] 「Mayones」のベースを試奏してきた
[Bass] Mayones - JABBA 5st CUSTOM を試奏してきた
[Bass] Mayones - Patriot 5 Custom (Claro Walnut) & Patriot 5 V・Frets を試奏してきた
[Bass] Mayones - Patriot MR Fretlessを試奏してきた

<関連リンク>
Mayones公式サイト
Mayones(Sleek Elite)

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