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2010/11/15

[Bass] Ken Smith(ケン・スミス)のエボニートップを試奏してきた
Ken Smith

ハイエンドベースでは有名なKen Smith(ケン・スミス)では少し珍しいモデルが入荷したとの情報をいただいたので、早速試奏してきました。

Ken Smithといえばクロッチ・ウォールナットという非常に珍しい杢目を持つウォールナットをトップ材として用いた「ブラックタイガー」というモデルが代表的ですが、私自身そのブラックタイガーやタイガーメイプルトップのモデルは触れたことがあるのですが、今回はマッカーサーエボニーという非常に硬い木材をトップに用いたタイプを試奏してきました。

一般的にエボニーというと黒檀という真っ黒な木材をを思い浮かべるのですが、マッカーサーエボニーは真っ黒ではなく、綺麗な木目を持つエボニーのことを指します。ここ最近、真黒(まぐろ)と呼ばれる真っ黒なエボニーの上質なものの流通が少ないらしく、見た目は違えど強度的には真黒などと全く同じと言えるマッカーサーエボニーが注目されているようです。

実際に弾いてみた感想としましては、まず感じたのは予想外にハイは出なかったという事です。基本的に使われる木材が硬ければ硬いほど、出音はトレブリーになる傾向があるのですが、コア材としてマホガニー、サイドのバックにはウォールナットを使用しているからか、想像していたよりはハイは突出していませんでした。

むしろ驚いたのはミドルの太さで、Ken Smithは基本的にミドルに焦点を合わせたサウンドで、一般的にケロケロした音と喩えられることがよくあるんですが、今回試奏したものはその上品なケロケロに逞しさをプラスしたような太いミドルが印象的でした。しかしそれだけだと単にミドルだけが全面に出された、いわゆるこもった音になっちゃいますが、先に述べたマッカーサーエボニーが出すコリッとした立ち上がりの早い音の成分が加わることにより、従来のKen Smithとは一味違った音色になっている感じがしました。

変な言い方ですが、上品で控えめ。しかし本当は自己主張が強い音だと思いました。あと印象的だったのがKen Smithの中では結構重い方だと思います。と言っても普段のKen Smithのラインナップが軽いので、相対的には一般的な多弦ベースと似たような重さだと思います。

実はこのモデル、Ken Smithの中では最高級ランクになる「ブラックタイガー」モデルよりも若干高価らしいです。しかし現在、期間限定価格で今年末まで少し価格を抑えて販売されているようなので、興味のある方は是非三木楽器心斎橋店にお立ち寄り下さいませ。ちなみにこのモデル、以前にも何度か販売されたことがあるようなんですが結構人気があるらしく、すぐ売れちゃうようです。試奏されるのであれば早めにチェックされたほうが良いかも知れません。

<関連リンク>
KEN SMITH(ケンスミス)12月30日まで!!期間限定大特価!!BSR5EG-EH “EBONY TOP 5pc Body”

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