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2013/07/05

[Bass] Tecamp - Black Jag 500を試してきた
TECAMP - BLACK JAG 500

現在私が使っているヘッドアンプはTecamp- Puma 900なのですが、三木楽器心斎橋店のスタッフの方がそのPumaシリーズとはまた違うBlack Jagシリーズのヘッドアンプを使い始められた事を知り、気になったので試してみました。

今回試したのはBlack Jag 500という、その名の通り出力が500W(4Ω)のもので、事前に代理店のSleek EliteさんにBlack Jagとはどういうものなのか聞いてみたところ、「Black Jagの音色や基本設計はPumaではなくBonafideに相当するものになっており、Pumaよりももっとクリアに聴こえます」との事でした。私自身はBonafideに触れたことがないのでそれについては言及はできませんが、手持ちのPumaもかなりクリアなのに、それよりもよりクリアな音質とはどういうものなのか実際に試してみました。現在の自分の環境と極力同じにすべくDingwall Z3-6を持参し、キャビネットも私が現在使用しているBagend - D10BX-Dを使わせていただきました。

結論から言うとかなり好みでした。Pumaシリーズよりクリアかどうかは判断が難しい所でしたが、かなりクリアなのは事実でした。それよりも魅力を感じたのはEQ部分で、Puma 1000に付いているBass BoostとHi Boostと同じ物がBlack Jagにも付いており、なおかつLoMidとHiMidの周波数をミニSWで切り替えできてとても細かい調整が可能でした。特にHi BoostをONにしてネック側のピックアップで高音弦を弾くと、まるでナイロン弦のような艶やかな音色になるから驚きました。全ての帯域が実用的に変化してくれるので、それらEQとSW、Tasteツマミを組み合わせることで多彩な音作りが可能でした。付属のコンプは軽めにかけると割りと自然で、強くかけると強い粘り気が出るようになっていました。あとRockというツマミを右に回すとブイブイとドライブしたサウンドになっていくのが特徴的で、フルテンで歪ませても耳障りではなく、太さのあるドライブサウンドは中々心地よかったです。

とても表現できる幅の広いヘッドアンプでサウンド面については文句のつけようがないのですが、円高の影響もあってかちょっと割高感が否めませんでした。多機能な仕様上仕方ないとは思いますが、個人的には大きさはせめてPuma 1000ぐらいに留めてもらって、コントロール部分はBlack JagからコンプとRockツマミを省いたものというのが今のところの理想です。とは言え、これが一台あればあらゆる状況や好みにより柔軟に対応できる仕様になっているのは間違いないので、幅広く使いたい方にはうってつけだと思います。

クリアな音も野性味溢れる音も自由自在のBlack Jagシリーズ。是非お試し下さいませ。

<関連リンク>
Tecamp - Black Jag 500
Tecamp - Black Jag 500 (MIKIGAKKI.COM)

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